「ロシア極東をパラダイスに!」2024ウラジオストク東方経済フォーラムのビジョン ( 9月6日〜8日、Vladivostok)
毎年9月に行われるFar East Economic Forum 「ウラジオストク東方経済フォーラム」は2015年から続いています。いまやユーラシア東部で最も重要な経済フォーラムとなっており、ウラジオストクは「ロシア極東の投資パラダイス」へと変貌しつつあります。今年はBRICS諸国や東南アジアの国々からの参加が多く、彼らも「辺境の地ウラジオストク」に、投資の魅力を感じ始めたようです。
会場となったのはガラスと金属細工の驚異的な建築物である極東連邦大学。まるで建築博覧会のような建物で、窓からの眺めは美しい海が広がり、参加者たちにインスピレーションを与えています。
ウラジオストクは単なるビジネスの街ではありません。ヨーロッパのエレガンスと隣国日本の食文化が見事に融合した「グルメの街」でもあります。サンクトペテルブルクやモスクワ、それに日本の一流バレエダンサーによる舞台を堪能した後、地元の新鮮な魚を使った寿司を、海を眺めながら楽しむことができるのはこの街だけです。
フォーラムの主なテーマの一つは「北極海航路」でした。ロスアトム会長のアレクセイ・リハチョフ氏は「この航路がいつの日かスエズ運河に匹敵する国際的な交通ルートになるだろう」と語りました。「ロシアの原子力砕氷船が重要な役割を果たす」というのが彼の壮大な構想です。
議論には日本の笹川平和財団から畑谷咲子氏も参加し、国際的な緊張感が高まる中、真剣な議論が行われました。
フォーラムのパートナーであるアエロフロート航空会社のスチュワーデスたち
マリインスキーバレエ劇場のウラジオストック舞台
ロスアトムのリハチョフ会長(右)
日本からのフォーラム参加者