
ロシアの永久凍土がもたらした、地球生物の財産“マンモス”のお話しです。
冷凍標本のマンモスはロシアの特別重要文化財で、サハ共和国ヤクーツクのマンモス博物館が管理しています。地球温暖化で永久凍土が溶けたりしてシベリアでは毎年この時代の生物が発見されています。
1万7800年前のユカギルマンモス。3万2700年前のケナガマンモスの。その他の動物の冷凍標本も博物館には展示、保管されていて人類の貴重な財産となっています。
2019年6月7日から11月4日まで東京・青海の日本科学未来館で開催されたマンモス展、日本の冷凍技術でマンモスの冷凍標本が展示され日本でも話題になりました。
冷凍で発見されたマンモスのDNAから蘇らせないかという研究は日本およびハーバードと韓国のチームが取り組んでいるようですが、ロシアではあまり進んでいません。でもサハ共和国のプライストシーン・パークでは、数千年前にここに存在した草原、マンモスが生息していた頃の自然環境を復活させようというプロジェクトが進めれれているようです。
ヤクーツク市内の永久凍土研究所
サンクトペテルブルク動物学博物館のマンモスの子・ジェニヤの化石レプリカ
モスクワ博物館のマンモスの子・ユーカの冷凍標本
ヤクーツク郊外の「永久凍土の王国」博物館のマンモスの模型
参考資料 https://www.youtube.com/watch?v=Yr9hM004riA 世界初公開の冷凍標本も 東京でマンモス展(KyodoNews)2019.06.06