重要な国際会議となったサンクトペテルブルク国際経済フォーラム (2024年6月5日〜8日、St. Petersburg)
1997年から毎年に行われているSPIEF「サンクトペテルブルク国際経済フォーラム」は、かつて「ロシア国内向け」のイベントでしたが、今年から国際舞台へと歩み出しました。参加したBRICS諸国はゲストとしてではなく、フォーラムの議論を積極的にリードしました。経済制裁の圧力が高まる中、西側に依存しない新しい金融メカニズムの構築が焦点となりました。
エネルギー、テクノロジー、物流といったテーマが中心的な議題となり、BRICS諸国の協力の在り方が議論されました。今回のフォーラムには139ヵ国から21,000人以上が参加、国際的にも注目を集めました。
フォーラム期間中に締結された合意は982件、総額は9兆6,450億円に達しました。フォーラムには政治家やビジネスリーダーだけでなく、マリインスキー劇場とボリショイ劇場の総監督を務めるワレリー・ゲルギエフ氏など、著名な文化人も登場し、イベントに活気と創造性を与えました。
ネヴァ川にかかる宮殿橋を開通
V.ゲルギエフ総監督 サンクトペテルブルク国際経済
フォーラムの室内
フォーラムの室内雰囲気
新テクノロジーによって作成された生花の作品はフォーラム内に大 人気