変貌するウサチェフスキー市場
モスクワには食料品や日用品を扱う数多くの市場があります。
フルシチョフ首相時代に「自由市場」として開設された「コルホーズ市場」から外資による市場まで様々ですが、最近、モスコヴィッチのニーズに合わせて、とてもおしゃれなレストランやカフェが店を出すようになりました。
とくに「ウサチェフスキー市場」はソ連時代からの古い「コルホーズ市場」をリニューアルしたレトロな雰囲気で人気を集めています。
ニューヨークの「チェルシー市場」やバルセロナの「ボケリアマーケット」にも引けを取らない人気のスポットです。
市場には世界各国から食材が集められています。
色とりどりのフルーツや野菜だけではありません。
スペイン産のイベリコ豚の生ハムやチーズも並べられています。
かつては魚介類が少なかったのですが、今はキャビアだけでなく、生で食べられる新鮮な魚介類も並んでいます。
北極海のサーモンやスズキ、カムチャツカのカニ、ホタテ、イカ、エビなどです。
カウンターではビールやフランス産ワインだけでなく、日本酒も飲むことができます。ま
るでワインバーのように、お酒を飲みながら新鮮な魚介類を生で食べるのが若者たちの楽しみとなっています。
モスクワに来る機会があれば、ぜひ市場のレストランやカフェで新鮮な魚介類を楽しんでください。
動画も撮ってきましたので、雰囲気を感じてみてくださいね。